UA値(断熱等級の話し)
1.断熱等級とは(5~6地域)
- 日本の住宅の断熱性能の基準です。※気密性能は含まないので注意
- 断熱等級は1~7まで。数字が大きいほど断熱性能が良くなります。
- 2025年に新築は断熱等級4が最低基準になります。(逆に言うと、今まで無断熱の家を建てる事が出来た)
- 2030年には断熱等級5が最低基準になる予定です。
- 最終的には断熱等級6が最低基準になるはずです。そうしないと、住宅で消費するエネルギーが多すぎるし、健康を損なって医療費が膨らんでしまうので。(国は、損失になるのでなんとかしたいと思っている)
- 世界の国々は既に断熱等級6~7程度の性能を最低基準としています。(日本は30年以上遅れている)
- 現在、建てられている多くの新築住宅は断熱等級4~6です。(海外から見たら違法建築になってしまう性能の建物)
2.あなたの家の断熱性能は?
- 断熱等級4~5(ZEH住宅):断熱材は床80ミリ、壁100ミリ、天井150ミリ、アルミ樹脂複合サッシか、樹脂サッシのペアガラス、断熱アルミ玄関ドア
- 断熱等級6:断熱材は床80ミリ、壁100ミリ、天井150ミリ、樹脂サッシのペアガラスかトリプルガラス、高断熱アルミ玄関ドア
- 断熱等級7:断熱材は床150ミリ、壁200ミリ、天井300ミリ、樹脂サッシのトリプルガラス、木製高断熱玄関ドア
3.断熱等級4~6までの断熱材の構成は同じ
- サッシの性能を良くすれば、躯体の断熱構成を変えずに断熱等級6になります。
- つまり建てる側からみれば、今やっている内容で高性能なサッシを採用するだけで、誰でも断熱等級6の住宅を建てれます。
- 新築なら最低でも断熱等級6にして欲しいですね。
4.断熱等級7の場合
- 特殊な技術が必要なわけでは無いです。高性能のサッシと躯体の断熱材を2倍にするだけです。
- でも対応できる業者が少ないです。是非ともチャレンジしてもらいたいです。
- 躯体の断熱材を厚くするには、基本的に外側に付加断熱を採用します。付加断熱する事で、躯体を断熱材で保護する事になるので、劣化防止につながります。(将来、躯体の断熱改修をしなくていい)
- 付加断熱により熱橋も減るので、室内の快適性が格段に良くなります。
- 分厚い断熱材により室内の温度差がほぼ無くなります。(健康な暮らしができる)
- 本当の高断熱住宅は快適でお得だという事を購入する人も知って欲しいですね。
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